文芸ポップス

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文芸作品を楽しむブログです。

【文学】チェーホフについての走り書き

アントン・パーブロヴィチ・チェーホフ ・ロシア人作家 ・小説家(短編メイン)、劇作家 ・19世紀の終わりから20世紀初頭に活躍 作風 全体を漂う悲壮感。ある程度の地位を持っている(持っていた)人々、相対的に見て不幸であるとは言えない境遇の人々が、常…

【音楽】素晴らしき日本のバンド音楽ーART-SCHOOL走り書き(酔)

5月13日 20時58分 僕は酒(焼酎「小鹿」となにかを混ぜたものの水割り)を飲みながら、ART-SHOOLの『IN COLORS』を聴いているところだ。 いい、ただただいい。「OK AND GO」のイントロが流れだした。いい。いいのだ。酒とよく合う。とってもナイスな…

【書評】山岡ミヤ『光点』

あらすじ 家と工場を往復する日々を過ごす実以子は隣町で父の不倫の現場を目撃する。父が相手の女性に手を合わせて祈る仕草をするのを見た実以子は、それ以降神社に通い、神前に祈りを捧げるようになる。そこで出会ったカムトもまた、妹への謝罪を祈り、欺い…

【創作】左部右人「新しい日曜日」

自作小説の紹介になります。 noteで連載していた短編が終了したので、こちらで報告致します。 フラれた男の子が見知らぬ女の子に恋をする、という恋愛小説です。 理性の外れた夢の中で、人はどのように恋し、その先に何が見えるのか、知りたいなあ、という欲…

【音楽】アライヨウコ「ため息の深呼吸」

アライヨウコ アライヨウコさんの音楽を初めて聴いたのはやはりyoutubeで、「憂鬱はコーヒーカップの中」という曲でしたが、聴いている内「うっわ、すげえ」と部屋で一人ぼやくようになり、気が付いたら我が家に音源が届いてるといった次第なのでした。 ため…

【創作】左部右人「墓標の羊、無理解のロンド」

自作小説の紹介になります。 前回の記事に続いて、こちらも自作小説の紹介になります。前回の作品と比べるとやや長めです。原稿用紙にして4枚程度でしょうか。 2年前に書いた作品ですが、読み返してみると、懐かしくも恥ずかしい気分になりますね。なんて…

【創作】左部右人「アルコールビビンバ」

自作小説の紹介になります。 私が3年前に書いた作品です。ごく短い作品で、原稿用紙1枚程度だと思います。 よかったら是非に。 note.mu 〈完〉

【雑記】酒と文学

酒と文学 酒と文学と聞いてパッと思いつくのは太宰治と葛西善蔵。太宰や葛西が書く酒の描写は苦渋をなめるように酒を煽るものが多い。太宰の作品では酒を飲んで後悔する、それで前向きになったようでいて同じことを繰り返す、といった酒に溺れた人間を描いた…

【書評】マルグリット・デュラス『モデラート・カンタービレ』

あらすじ 鎔鉱所の社長夫人、アンヌ・デパレートは街で起きた情痴殺人事件をきっかけに、事件の現場でもあるカフェに通うようになる。そこで知り合った元・鎔鉱員のジョーヴァンと酒を飲みながら事件についての会話を交えていく内、アンヌは自身の意志を持っ…

【書評】鴻池留衣『ナイス・エイジ』収録「二人組み」

あらすじ 本間のクラス担任の島田は自身の自尊心を満たすべく、合唱コンクールの練習に燃えていた。合唱コンクールなど心底くだらないと、島田や偽善を振りまく他の教師を軽蔑する中学3年生の本間は、無口な女の子坂本ちゃんを歌の練習と称してカラオケに誘…

【音楽】バンドの解散は悲しーバンド  ハラフロムヘル 他

バンドの解散は悲し 好きなバンドが続々ぞくと解散をしていく。 あっ、このバンドso good! と高校生の頃に歓喜していたバンドも半数は解散した。地方在住の私は、遠征するのを億劫がり、ライブにはほとんど足を運ばなかった。 今になってそれを少しばかり後…

【書評】フローベール『ボヴァリー夫人』走り書き

ボヴァリー夫人、読み終えました 何年か前授業でボヴァリー夫人を読んだのですが、最近デビューした小説家の山岡ミヤ氏が「執筆中は『ボヴァリー夫人』を自身の励ましとして読んでいた」と語っていたのを受け、私も自身への励ましとして再読してみました。お…

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文芸ポップス 文芸ポップスは、文学作品をはじめとした文芸作品を紹介していくブログです。文学、音楽、漫画など雑多な媒体やジャンルを扱いますが、それぞれの分野に関心のある人たちが異なったジャンルや媒体に関心を持ってくれるようなサイト運営を心がけ…

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