【音楽】素晴らしき日本のバンド音楽ーART-SCHOOL走り書き(酔)
5月13日 20時58分
僕は酒(焼酎「小鹿」となにかを混ぜたものの水割り)を飲みながら、ART-SHOOLの『IN COLORS』を聴いているところだ。
いい、ただただいい。「OK AND GO」のイントロが流れだした。いい。いいのだ。酒とよく合う。とってもナイスな音楽だ。アホな感想だって? いいじゃないか、いいものはいいのだ。個人的には、アルバムの名を冠している「IN COLORS」が最も好きだ。「爆撃の音がやんで~」のメロディとそこから進む音楽が心地良い。だけど、この「OK AND GO」もいいのだ。結局、このアルバムはなんだっていいのだ。
からかわないから笑って
からかわないから笑って
貴方の声を 聞かせて
貴方の声を 聞かせて
木下理樹「OK AND GO」
僕は今年24になるが、こんなことを言ってくれる大人はそういない。作詞家の木下氏は今年30も後半になると思うが、その年の人間が果たしてこんなことを言うのだろうか。人生が忙しくなる年代、こんな余裕はあるのだろうか。しかし、木下氏は言うのだ。「からかわないから笑って 貴方の声を聞かせて」と。これは氏がデビュー当時から歌い、語っている「イノセンスなもの」「ピュアなもの」を未だ懐で温めているということの証左に他ならない。
余裕が無ければ、周りは見えない。周りが見えないからこそ、見えている自分のことしか考えられない。それは、善良さをもって社会の一員となった皆さんならばわかってくれるだろう。「そんなことはない、私は未だピュアな童心を心に持っている」そんな人は、どうかそのままで生きて欲しい。甘っちょろい? 青い? 情けない? 子どもじゃないんだから? 様々な声が聞こえる。
しかし、そんなことはあまり関係ない。私は気力をもらった。気力、である。気力。生きていくための気力である。勝手にもらって、勝手に生きていくのだ。
ギターを手にとって最初にコピーを始めた曲はロリータキルズミーだった。同名の小説も書いた。良い小説だと、今でも思う。表現力には欠けるが。
ついでに言うと、高校1年の時から私はレオス・カラックスの映画を見はじめ、ヴィアンを読みだした。氏の影響である。いい悪いではない。少なくとも、豊かにはなった。夢も出来た。
もしも私が氏の作品に触れていなければ、このような人生はなかっただろう。
IN COLOR 発売前までは、LOVE/HATE が一番の盤でしたね。もちろん、どれも好きでしたが。あの隠しトラックが、好きなのでした。
2018年5月13日21時19分
誰もに、きっかけ、というものがあると思う。私にとってのきっかけはartだったけど、皆さんにとってのきっかけはなんでしょうか。自分を奮い立たせる作品があるというのは、いいことですね。いいことですよね? 誰にでも胸を張っていたいものです。自分の周囲の人たちのためにも。
(酔)