文芸ポップス

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【音楽】俺とGEZAN

はじめに

 俺とGEZANが出会ったのは、昨年(2017)の6月の終り頃だったと思う。当時九州某所のレオパレスで暮らしていた私は、YOUTUBE 見放題だった。もちろん、ネットに繋いでいれば、であるが。昨年学校を卒業した俺は、4月から新卒社員として働き始めたのだが、当時は相当きつかった。営業として働き始めた俺は、毎日数字と隣に合わせ、時には数字と笑いあい、罵りあい、誕生日に風邪をひくくらいには消耗していて、俺の喉の調子がすぐれないのを見た俺の上司の上司は俺の上司をその件でしかりつけるくらいには、社内の空気もよどんでいた。

 

 そんなときに出会ったのが、GEZAN である。どういった経緯でたどり着いたのかはわからない。闇雲にYOUTUBE のチャンネルを変えていたに違いない。当時のことはきつかった、ということと、やたら酔っていた、ということ以外ほとんど記憶にない。

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上の音楽を俺は出勤前と出勤後に聴いていた。出勤する前、理性を麻痺させようと、酒を飲んだことが一日だけあった。当然、結果は逆効果であったのだが、帰った後も酒を飲んで、明日に備えた。GEZAN そんな酒浸りの生活を送っていた俺だったが、毎日聴いている内に、変な元気が湧いてきたのを覚えている。それは、なにか具体的な想念となったわけではないが、「はは、ははっはは」といった、笑いにも似た元気だ。俺は、日に日に元気になっていった。気が付くと、GEZAN のCDが家に届いていた。「待夢」は、もう何度聴いたか分からない。

 

 おわりに

 はじめに、と、おわりに、だけで話が閉じてしまうのも、また一興。GEZAN 言葉というのは、大変に威力のあるものですね。僕はその叫ぶようなボーカルと、戦中みたいなドラムと、ヤンキーみたいなギターと新幹線のようなベースを愛しています。

 

「飛べないって決めつけてるあなた」であった私は、ささやかな飛行を遂げたんですが、着地点の眺めは素晴らしいことこの上なき。

 

お酒も適量をたしなむ程度に落ち着き、リスナーであった彼は、飛び、これからも飛躍を遂げることでしょう。

 

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