【創作】詩・配置されたわたしへの
南日本新聞2018.6.14
私の詩が新聞に掲載されたので、こちらに転載させていただきます。
配置されたわたしへの
ここはどこ
わたしはだれ
だ、なんて
震えているうち
考えてもみることは、
「きょうの天気、うつむいちゃうね」
すすまない、すすまない
ぼかしてみても視界には
いやあなものが、黒々と。
君はだれ
あなたはいや
と、いって
笑っているうち
ふと目を凝らしてみると、
「笑っちゃいますよね、
わたしもです」
視界は問うに、陽が落ちて。
評価
・謎めいているが、余韻に残る
・最後の一文がこわばっているように感じる
との評を得ました。精進していきたいと思います。
ではでは。